シャツは、細部のディテールによって印象や着心地が大きく変わります。 各パーツの名称と役割を理解することで、より自分に合った1枚を選ぶことができます。
襟の土台となる通常はボタンが付いた部分。襟の形を美しくキープし、立体感を生み出します。
顔周りの印象を決める重要なパーツ。形や開きの違いにより様々なバリエーションがあります。
ボタンを留める部分。ボタンホールなどを補強するための襞があったり、すっきりとさせるためになかったり。
基本は左胸に。ペンやスマホ、たばこやチケット、眼鏡などを入れるためについている。丸型はやわらかく、角型はシャープな印象に。
腕を包む部分のこと。ゆとりの付け方によって動きやすさやシルエットを大きく左右します。
袖口の部分。形状やボタンの種類により、フォーマル度が変わります。
シャツの裾部分。タックイン・タックアウトの着こなしやすさに関わります。
見た目には分かりにくいものの、着心地と動きやすさをもっとも大きく左右する部分です。
肩から背中にかけての切り替え部分。シャツの重みや、身体や腕の動きによる引っ張りに耐えるように二重構造になってます。
ヨークとセンタープリーツの境目などに付けた小さな輪(吊りループ)。フックやハンガーに掛けて、そのまま吊るすことができます。
肩甲骨の真上や、背中の中央に設ける折り込み襞。腕の動きに伴う肩甲骨の動きに対応する余裕を生みます。
袖の上部にあたる部分。前身頃と後ろ身頃を縫い合わせたあと、袖山を縫い、そのまま脇へと縫い進めます。
背中に施す2本のつまみ縫い。ウエストをすっきり絞り、後ろ姿のシルエットを整えます。
シャツの背中側の生地部分。
袖口から肘に向かって入るスリットを覆う、剣先形の当て布。腕を通しやすくするための開き仕様です。
肩口の袖との縫合部分。シャツを着るときに、腕を通す穴口、シャツの運動量などに影響します。
脇裾のカーブ部分やスリット部分に付ける補強布。裾の擦れや引きちぎれを防ぐパッチで、丁寧な仕立ての証です。
襟は複数のパーツからできています。名前を知っておくと、ご要望を伝えやすくなります。
羽襟の土台となる、首に直接沿う部分。芯地が入っており襟を安定させ、ノーネクタイのときの首もとの見え方も左右します。
台襟の上に付く、外側に折り返る襟本体。襟先の美しさがもっとも表れる部分です。
襟の先端のとがった部分。ここがいかに美しく整っているかに、その一着の品質が如実に表れます。
襟やカフスの内側に入れて形を保つ生地。接着タイプとフラシ芯があり、仕立ての性格を大きく左右します。
熱で表生地に貼り付けるタイプ。パリッとした張りが出て、型崩れしにくいのが特徴です。
表地に接着しない芯地。やわらかな風合いが持ち味。
襟先に入れて襟のクタつきを防ぐ部品。袋状で着脱できるものがより高級な仕立てで、洗濯時は抜いたりします。
第一ボタンのホールを斜め上方に施すイタリアの仕様。台襟がくたっとしにくく、首もとにゆとりが生まれます。
高すぎると首や顎を圧迫し、スーツから出すぎてバランスが崩れます。体型に合った高さ選びが肝心です。
左右の襟先が開く角度。広いほど開放的、狭いほど閉鎖的な印象に。
ディテールを知ることで、着こなしがもっと楽しく、もっと洗練されます。